私たちについて
「軽くて扱いやすい」山口成織物のこだわり
山口成織物では、軽量化が求められる能装束の制作で培った技術を、帯や打ち掛け、バッグや小物類にも活かしております。
「軽くて扱いやすい」と好評の声を頂いております。

創業時から変わらない西陣織の魅力を引き出すための研究
創業者である山口成三郎は、実父山口猪之助の西陣織織人としての技に感銘を受け、錦織、緯錦など、西陣織の織り組織の基本を学んだ上で、さらに発展・応用を求め、より西陣織の魅力を引き出すため、オリジナルの織り方を研究してまいりました。
二代目・山口克爾もまた創業者の技に魅せられ、細部にこだわった織り方を日々研究しております。
承前啓吾の心を大切に、美しいもの、素晴らしい技術を伝えていく方法も勉強していきたいと思っております。
山口成織物ならではの織物をご堪能いただければ幸いです。

西陣織への思い
西陣織には、洋服の生地とはまた異なる美しさ、良さがございます。現在も工房に残る、織り方の研究に関する書物や裂地の見本からは、絵や色の美しさだけでなく、いかに魅力的な織物として表現するかといった先人の苦労と努力が伝わってまいります。
山口成織物が残したいのは、西陣織の技術そのもの、唐織そのものでございます。受け継がれた技術を使い新しい繊維や織物を生み出すのではなく、西陣織の芸術性をそのまま次世代に残すことに主軸を置いております。
仮に、数十年後、数百年後に着物を着る人がいなくなったとしても、「西陣織の帯をつくってほしい」と言われたときに、提供できる技術を保持しておきたい。この思いを胸に、伝統技術の継承と新しい取り組みの両立を目指しております。

会社概要
- 創業
- 昭和18年
- 事業内容
- 西陣織織物(帯・打掛・几帳・能装束・古帛紗・テーブルセンター・バッグ等)製造販売
- 主な制作物
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日中国交正常化記念 日本相撲協会訪中大相撲記念品 行司衣装『蜀江錦鳳凰龍の丸』〈現在 北京博物館所蔵〉
アフリカ開発世界銀行展示用日本代表的文化品 唐織能装束『地紙四季の花窓文』
- 代表
- 山口 克爾
- 所在地
- 〒603-8241 京都市北区紫野東泉堂町42-19
- 電話番号
- 075-492-6887